1.田中商店バンザイ
Lyrics: ИIRO Music: ИIRO
田中商店 バンザイ!
田中商店 商売繁盛!
2.豆
Lyrics: ИIRO Music: ИIRO
~そのいち~
…あぁ、そうだね。
ボクはいつからか【君の為のラヴソング】の様な
…あぁ、そうしなよ。
ボクも同じ【主婦の為のメロドラマ】の様な
…あぁ、そうすれば?
ボクにも欲しい【大人の為の時間】の様な
「ください。いっぱいください!」
小さな豆は袋詰めにいっぱい
三時にオバサンの胃の中にいっぱい
小さな声じゃコリャ参ったって一生一敗
たぶんちゃんと意見はあると思うでしょう
「はい。それでいいッス。」って立派な出不精
なーんにも言わなきゃブナンな返答
黒でもいいし白でもGO!
マメマメ♪
マメマメ♪
マメマメ♪
マメマメ♪YEAH YEAH♪
トベトベ♪
トベトベ♪
トベトベ♪
マメトベ♪YEAH YEAH♪
3、2、1、GO!
~そのに~
どーすりゃ大人になれますか?
いつから大人になれますか?
どーすりゃ豆になれますか?
どーすりゃ豆は飛べますか?
どーすりゃ大人になれますか?
いつから大人になれますか?
戯れ事言わなきゃなれますか?
でもいつまでガキでいられるの?
そうボクらは小さな豆でした
こーんな小さな豆でした
誰かの為に枯れない花咲く豆でした!
3.ふつうのソバ屋と変なおじさんとアル中のおばちゃん
Lyrics: ИIRO Music: ИIRO Personal Experience: ミュウ
もっとそばにいて もっとソバ煮て 震えるその躰を
あなたのそばにいれて あなたのソバ煮れて 「待たせすぎたね…。」
友達の紹介で半年だけバイトしたそのソバ屋は、普通のソバ屋でした。
時給が600円で、30分単位で切らすから店長はよく“7時45分頃”になると私達を帰らそうと必死でした。
店の中は結構キタナくて、お茶には虫が、ドンブリにはゴキブリがよくついてました。だから半年に一回はゴキブリ退治してるんだ。
オススメのメニューは「ソバ御膳」。でも食べ方が分からないってよく客に言われるんだ…。
そこでのまかないは、とてもとてもマズイ“<焦げたご飯で作った雑炊”と、結構キケンな“賞味期限切れのソバ”。
ある時、とても男前な社長の次男が、洋食屋を作ると言い出してソバ屋はあやうく潰れそうになったコトもありました。
だからか、店ののれんが風もないのによくガタンと落ちるコトがありました。
客が来たことを知らせるピンポンの角度がズレてるから気付かなくて、30分経っても注文を取りに行かなかったり、
店長に見つからないように、三色団子をみんなで食べたり、8時閉店なのに7時半に閉めたコトもよくありました。
『店長、ごめんなさい。』
カッパみたいな頭の、変なおじさんがよく来るんだ。店長に「注文とる時、笑いかけてはダメっ」ってよく言われました。
そのおじさんはどんなに晴れていても、ガボガボした長靴でソバ屋にやって来るんだ。
ガボガボはとっても目立ってて30メートル前でもすぐ分かるから私達は「来た来た!」って言い合ってた。
座る席は必ずいつもいっしょで、注文は決まっていつも680円のたぬきそば。
注文をとる時は、必ず若いコでないと「若いコよこせ!」って怒られるんだ。
困ったコトにソバを待っている時、店のとっくり(大中小)を、勝手に他の客に“オレからのプレゼント”だってあげちゃうんだ。
「お客さん止めてください!」ってよく店長とケンカしてました。
ソバが来ると読んでいた店のスポーツ新聞を、わざわざテーブルにしいて食べ始めるんだ。
おぼんの置き方にとってもこだわってて、普通の向きと逆じゃないと「そうじゃない!」ってまた怒り出すんだ。
『おじさん、帰ってください。』
厨房に立つ50代前半のおばちゃんはとっても若作りで、カールがかかった茶髪は背中ぐらいまであって、
“美白”だと言い張る鈴木その子ばりの厚化粧はどうみても白塗りだった。
おばちゃんは困ったコトにアル中で、白い軽自動車にまたがり飲酒運転で平気な顔してやってくるんだ。
背中は大きいのに寂しげで、そして車にはいつもELTがかかっていて、交差点では止まろうとしない。
そう。アル中の上にスピード狂なんだ。20分ぐらいでやってくるぞ。
車内には時計が2個あって、一個は備え付けでもう1個は写真立てつきの時計。でも写真は入っていないんだ。
おとんは出稼ぎで仙台、息子は東京。おばちゃんは1人暮らし。
最近息子が赤いスポーツカーを買って、なぜかおばちゃんのトコに請求がきているらしいんだ。
そんなおばちゃんは私のコトを間違って呼ぶんだ。
『わたし、田中じゃありません。』
そんなソバ屋を辞めたワケは
『休みたかった。』だけ。
4.胸の谷間
例えば彼女の大きな胸 とってもステキな谷間
どうしたらいいのかな? 貴女への気持ち隠して
シャツも揺れる それは谷間 貴女の幸せ
その胸が大きいだけ 胸の谷間に
谷間は大きくなるよ 眠れば想い出になるから
眠れない わからない 冷たく笑って突き放して さよなら…
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例えば二人の 止まった時間 とっても大きなリスク
どうしたらいいのかな? ふたつの気持ち隠せず
二人終わり それは谷間 二人の鍵と枷
その重さ感じた時 胸の谷間に
貴女と私の谷間 いつ出来た?いつ深くなった?
笑っていてくれますか? 優しさも涙の数だけ
そっと、僕も想い出見ています。